2016年7月17日日曜日

【どきプロ2】コラム「Scratch2.0をRaspberry Piで使おう」について【サポート】



このエントリでは7/15に発売された


p.89にあるコラム

「Scratch2.0をRaspberry Piで使おう」

について触れます




Raspberry Pi 3はCPUも高速になっていてChromium Webブラウザが実用レベルで動いてくれます。そこにPepperFlashプラグインをインストールすることでScratch2.0が使えるようになっています。


p.89のコラムで紹介しているインストールスクリプトの元ネタは、Scratch2.0公式サイトの以下のディスカッションフォーラムです。



先人の知恵をスクリプトに集約した結果、コマンド一発でインストールが可能になりました。このような有用な情報を提供してくださっている皆さんに深く感謝いたします。

実は、どきプロ2発売前夜にスクリプトの動作を確認したのですが、パッケージを提供しているサイト側で変更が発生していてインストールが失敗するという事態が発生していました

うわ~たいへん!



そういうこともあるんだよね。


現在は修正してありますので正しく動作するようになっていますが、今後も同様の事態が発生することがあると思いますので、インストールが出来ないという場合はこの記事のコメント欄などにお知らせいただければ調査して対応していきたいと思いますので、皆さんのご協力をよろしくお願いします。



2016/08/24追記:
コメント欄で情報提供がありましたように、日本語入力メソッドのuim/uim-mozcをインストールしている場合にChromium-WebBrowserが起動しないことが判明しました。

どきプロ2ではuim/uim-mozcのインストールを前提としていないため(scim-anthyをインストールしています)この問題は発生しませんが、お好みでインストールされている方もいらっしゃると思います。

現時点での対処方法は「uim/uim-mozc」を使わず、別のIME(ibus/fcitx/scimなど)をお使いいただければと思います。

貴重な情報提供をいただきましたtaka-takaさんにこの場を借りて御礼申し上げます。


7 件のコメント:

  1. はじめまして、chrominumブラウザーのインストールがうまく行かずに、ネットで調べていたところここにたどり着きました。
    ”Raspberry Pi ではじめるどきどきプログラミング 増補改訂第2版”のコラムにある手順でインストールは成功したのですが、Chrominumが立ち上がらない状態です。
    ターミナルから、chromium-browserを起動すると、下記のメッセージが表示されてエラー終了してしまいます。

    [libprotobuf FATAL ../../third_party/protobuf/src/google/protobuf/stubs/common.cc:61] This program requires version 2.6.0 of the Protocol Buffer runtime library, but the installed version is 2.5.0. Please update your library. If you compiled the program yourself, make sure that your headers are from the same version of Protocol Buffers as your link-time library. (Version verification failed in "google/protobuf/descriptor.pb.cc".)
    中止

    ただし、
    $LANG=C chrominum-browser
    として、起動すると問題なく起動し、scratch2.0も使える状態です。
    ただし、日本語入力ができない状態になってしまいます。
    何か原因がわかりますでしょうか?

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    1. taka-takaさん、はじめまして。
      コメントいただきありがとうございます。

      お使いの環境について教えていただきたいのですが、この状況が発生している環境はどのようにインストールされたRaspbianでしょうか。

      NOOBSからセットアップされた場合はそのバージョンなどを教えていただけると助かります。
      恐らくインストール時からapt-getでupdate/dist-upgradeなどもされていると思うのですが、この現象を再現する方法を知りたいです。

      NOOBS1.9.2でインストールした環境ではこの現象が発生しないため、それ以前の環境からのどこかでこの問題が発生する原因があるのではないかと考えています。

      ちなみに以下のコマンドで表示される情報は同じになりますでしょうか。

      $ dpkg -l |grep libprotobuf
      ii libprotobuf9:armhf 2.6.1-1

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    2. naominさん、返信ありがとうございます。
      問題が発生した環境ですが、
      bord : Paspberry pi3
      os : Raspbian Jessie(Full desktop image based on Debian Jessie)
      Version: May 2016
      Release date: 2016-05-27
      Kernel version: 4.4
      2日程前に、新規に上記組み合わせで立ち上げて、update/dist-upgradeを実施し、
      その後、本の内容でフォントのインストール等を実施しました。
      また、コメント頂いたコマンドの結果は、

      $ dpkg -l |grep libprotobuf
      ii libprotobuf9:armhf 2.6.1-1
      armhf protocol buffers C++ library

      となり、同じ情報が表示されていると思われます。
      NOOBSでOSインストールしなかったことが原因なのかもしれないと思い、Raspberry pi2なのですが、本日NOOBS(本日ダウンロード)からインストールして確認してみました。
      環境は、
      bord : Paspberry pi2
      os : NOOBS (Offline and network install)
      Version: 1.9.2
      Release date: 2016-05-27
      です。
       1.NOOBSでOSインストール
       2.ネットワーク/Location/言語/キーボード設定を実施
       3.update/upgradeを実施
       4.日本語フォントをインストール
       5.uim, uim-mozcをインストール/reboot
       6.chrominumをインストール(コラムのスクリプトにより)
      上記手順だけを実施しました。結果は、raspberry pi3のときと全く同じエラーメッセージが出力されるだけで、chrominumは立ち上がりませんでした。
      $ dpkg -l |grep libprotobufの結果も全く同じでした。

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    3. taka-takaさん、詳細の情報をいただきありがとうございます。
      頂いた情報で手元のRaspberry Pi 2の環境で同様の手順で問題が再現できました。

      調べてみたところ、uim-mozcがlibprotobuf9ライブラリを必要としているところでなぜかライブラリインストールバージョンを勘違いしてしまうために落ちているようですね。

      手元の環境では、uim-mozcではなく、ibus-mozcだと問題なく動作していますので、もし差支えなければibus-mozcに切り替えて見て動作を検証してみていただけますでしょうか。

      $ sudo apt-get remove --purge uim uim-mozc
      $ sudo apt-get autoremove

      してから

      $ sudo apt-get install ibus-mozc

      とすると、Chromium-Browserが起動出来て日本語入力も可能になります。

      もし、どうしてもuim-mozcでないと不都合がある場合はご連絡いただけますか。uim-mozcの環境でもう少し調べてみたいと思います。

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    4. 追加情報です。

      $ sudo apt-get install fcitx-mozc

      で fcitx-mozc でもChromiumは落ちないようです。

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    5. naominさん、ありがとうございます。

      ご指摘の通り、uim-mozcをuninstallすることで、chrominum_browserが問題なく立ち上がることが確認出来ました。uimが原因であることは予想外でした。

      uimを使用している理由は、ibus/fcitx/uimを使用した結果、個人的な使用感でuimがとても使いやすかったために使用しています。また、USキーボードを使っているために、現在のibusの仕様では厳しいため、とりあえずIMをfcitxに変更することにします。

      本当にありがとうございました。

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    6. taka-takaさん、コメントありがとうございます。

      IMEは使い勝手が良いものを使いたいですよね。

      uimの不具合は恐らく手元で自前Buildなどをしないと解決出来ない可能性もあるので、アップデートで不具合が解消されることを期待したいです(外部パッケージのChromiumを想定していないのでなかなか難しいかもしれませんが)。

      IMEとの関係でChromiumが起動しないこともあるということで、貴重な情報提供をいただきありがとうございました。

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